アオキの花火模様

↑これは、アオキの葉っぱでみつけた、花火模様。

↓、拡大してみると、表面は平坦ですよ。
クチクラ下にもぐりこむタイプですよ。
(右側にみえる黒い線は、Asterina aucubae Hennings の菌糸なので関係ありませんよ。)

これらの葉上に生息する地衣は、かなりたくさんの種類があることを実感していますが(たとえば高尾を一日歩くと7,8種類が余裕で見つかる)、比較的マイナーな分野であるためか、種名の同定は容易ではありませんよ。

熊楠のマンダラ空間上にマッピングするとすれば(ト)あたりにくるにちがいありませんよ(id:collybia:20040713)。

子器をつけているならともかく、粉子器(閉子殻)のできそこないみたいなものしかつけていないようなのが多く、普通の地衣類とちょっと違った、"lichend algage(地衣化した藻)"とみなされるべきものかもしれませんよ。