都心の葉上生地衣
↑都内の公園などをブラブラと歩いていると、常緑樹の葉表面に、このような不思議な模様がよくでています。
タイサンボク・マテバシイについていることが圧倒的に多い。
どうやらクチクラ上に棲んでいるようで、葉の裏面には絶対についていませんよ。
↓よくみると、迷路みたい。
かるく検鏡してみると藻類が見えたので、つい最近まで、藻類によってひきおこされる「白藻病」というモノだとおもっていましたよ。
ところが。
↑最近これを、ルーペでじっくりとみてみたら、表面に直径0.055-0.120mm程度のこまかいブツブツがついていましたよ(クリックで拡大してみてください)。
↓以前の検鏡では見逃していたのですが、明らかな菌糸の層が認められ、下の画像のような閉子殻様のものがみえましたよ。
藻と菌の共生体、地衣類だったんです。