柄のはたらきに注目する

最近、エノキのホイル焼などをつまみながらつくづく思いますよ。
キノコの"柄"って、深いですよ。
地上生で傘があるキノコの場合、柄の必要性は一目瞭然ですよ。
しかし、そのぶん見逃されがちな機能や特性は多いとおもいますよ。

一般に柄は胞子をつくらないところですよ。
だからあまりコストをかけるわけにはいかないですが、効率のよい胞子飛散のためにはある程度の高さが必要ですよ。
だからといってヒョロくすればポキッといってしまいますよ。
ポキッといかないようにやわらかくしすぎると、自重の影響でしなっと倒れますよ。

混乱してきたのでまとめると以下のようになりますよ;
キノコの柄というのは、傘の形状・重さ・周囲の環境に応じて、適当な柄の高さ・剛性をもつフォルムを選択し、多少の振動や圧力に対応できるポテンシャルをたもちながらも省コストで設計されているものと考えられますよ。